Name項目の最大文字数は変更可能か
各オブジェクトのName項目に入力可能な文字数の変更は不可能です。
ヘルプページの内容を引用して各オブジェクトのName項目の最大文字数も紹介いたします。
多くのオブジェクトには名前を設定できますが、その最大値は種類によって異なります。
それぞれの最大値は次のとおりです。・取引先:255文字
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000386718&type=1
・取引先責任者:姓 80文字、名 80文字、ミドルネーム 80文字
・商談:120 文字
・リード:姓 80文字、名 40文字
・キャンペーン名:80文字
・カスタムオブジェクト:80文字
カスタム項目を作成して対策する
Name項目の最大文字数は上記の通り変更することができませんが、オブジェクトを使用している中で文字数が足りないという場合に遭遇することもあると思います。
特にカスタムオブジェクトのName項目の最大文字数は80文字のため、Name項目に英語でテキストを入力した場合、この制限に抵触する可能性が考えられます。
そこで対策方法として、カスタムでName項目を作成する方法がございますので紹介いたします。
例として「プロジェクト」というカスタムオブジェクトのName項目の最大文字数を「255文字」にしたいという要件があったとします。
そこで以下3点の対応を行います。
- 標準のName項目のデータ型を「自動採番」に変更する
- テキスト型のカスタム項目を作成する
- 2で作成したテキスト項目を入力必須とする
画面イメージも交えて紹介します。
1. 標準のName項目「プロジェクト名」のデータ型を「自動採番」に変更
データ型を自動採番に変更いたしますので項目名を「〇〇 ID」や「〇〇 コード」などの名称にすると項目の定義が伝わりやすくなると思います。
2. テキスト型のカスタム項目を作成する
3. 2で作成したテキスト項目を入力必須とする
「〇〇 名」のようなテキスト項目を作成し、「必須項目」にチェックを入れることで擬似的なName項目とします。
上記の対応を行うことで以下画面のように違和感なく、活用いただけると思います。
対策に関する注意事項
上記の対策に関する懸念事項として、以下画像のように参照項目で子レコードから親レコードを検索・登録する際にName項目の値が自動採番のため、親レコードの内容が一目で分からないという点がございますのでご注意ください。
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