はじめに
本記事は、認定 Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト資格の更新 (SU ’25)の解説記事です。
クイズを3問解くだけですので、資格を失効しないようサクッと終わらせてしまうことをお勧めします。
Challengeの内容
1. MCAE のフォームやランディングページのエンゲージメントデータが Data Cloud に取り込まれるには、何を設定する必要がありますか?
A)ビジターの活動を Data Cloud に同期するオートメーションルール
B)適切な権限が付与された接続済みの MCAE ビジネスユニット
C)データを手動でプッシュするサードパーティインテグレーションツール
D)フォームとページへのアクセス権が付与された有効な CMS ワークスペース
解答
B)適切な権限が付与された接続済みの MCAE ビジネスユニット
解説
MCAE(Marketing Cloud Account Engagement、旧 Pardot)のフォームやランディングページで取得したエンゲージメントデータを Data Cloud に取り込む ためには、MCAE と Data Cloud が正しく接続されている必要があります。
その際に重要なのは「適切な権限を持つ接続済みの MCAE ビジネスユニット」を設定することです。
- A の誤り:オートメーションルールはデータの同期条件や処理に利用できますが、Data Cloud への取り込み自体を成立させるものではありません。
- C の誤り:手動や外部のサードパーティツールを使う必要はなく、Salesforce 標準のコネクションで対応可能です。
- D の誤り:CMS ワークスペースはフォームやページの管理に関わる権限ですが、Data Cloud への同期には直接関係しません。
つまり、MCAE と Data Cloud をつなぐ公式の接続設定と権限付与が必須であり、それが B の選択肢に該当します。
2. マーケティング担当者は、重複する見込み客レコードをどこで検索してマージできますか?
A)Optimizer ツール
B)Tableau
C)Slack キャンバス
D)Agentforce
解答
A)Optimizer ツール
解説
Salesforce では、重複する見込み客(リード)や顧客レコードを検出・整理するために Optimizer ツール が利用されます。
- B)Tableau:BI(ビジネスインテリジェンス)ツールであり、データ可視化や分析に使われますが、レコードの重複検索やマージはできません。
- C)Slack キャンバス:コラボレーション用のドキュメントスペースで、データ統合の機能はありません。
- D)Agentforce:生成 AI を活用してエージェントの生産性を向上させる仕組みで、レコードの重複管理とは無関係です。
したがって、重複見込み客レコードの検索とマージができるのは Optimizer ツール になります。
3. システム管理者が新しい Marketing Cloud 機能にアクセスするために必要な設定を行うときに、役に立つリソースをどこで見つけることができますか?
A)Salesforce ヘルプ & トレーニングコミュニティ
B)Marketing Cloud Integration Studio
C)Enable Marketing Cloud (Marketing Cloud を有効化)
D)Engagement Analytics ダッシュボード
解答
C)Enable Marketing Cloud (Marketing Cloud を有効化)
解説
システム管理者が新しい Marketing Cloud 機能 にアクセスするために必要な設定を行う際には、手順やベストプラクティスを確認できる公式リソースが必要です。
- A)ヘルプ&トレーニング:汎用ドキュメントで、今回の“有効化用リソース集”の指し先ではない。
- B)Integration Studio:データ連携の設定領域で、リソース集ではない。
- D)Engagement Analytics:分析ダッシュボードで、有効化設定のリソースとは無関係。
コメント